豚すくりーみんぐ。

意識低い系ダメ人間を極めるブログ。

読書: なまえのないねこ。

今回の話題は読書、しかも久々に「紙の書籍」なんです。
本のタイトルは「なまえのないねこ ( ISBN: 978-4-338-26133-3 )」です。

なまえのないねこ、家族が図書館で借りてきた本。

この本は、筆者の母親が昔読んだ事があり、いつかもう一度読みたいと思っていたらしく…。
その願いを叶えるべく、図書館から借りてきた本なのです。



勿論、筆者も読ませていただきました。
何しろ、紙の書籍は久々に触れるので、1ページ1ページ開いていく感触や、紙の質感…、絵本故の絵のタッチ感…、どれも新鮮です。

さて、内容的には…ネタバレになってしまいますが。
主人公である名前の無い野良猫が、周囲の「名前のある猫たち」を羨ましく思い、名前を探し求める話です。
しかし、主人公が本当に欲しかった物は名前ではなく…、とある事に気付くのですね。
最終的に主人公は、通りすがりの少女に名前を付けてもらい、彼女についていく場面で終わっていますが、その後の暮らしは読者の想像に任せる、と言う事でしょう。

筆者としては、実在した猫がモチーフになっているのか、完全な創作なのか、は分からずに読みはじめたので、その後の展開は気になりますね!
確かに、結末を自由に解釈できる物語は賛否両論かもしれないですが、筆者としては賛成です。
この本は主人公の幸せな未来を予測しやすいですが、悲観的な作品であれば奇跡を期待できるので。

さて、今回この本を読むのが有意義な体験だったのは、第一に「紙の本」の良さを再認識できた事。
特に絵本のようなタイプだと、キャラクターの心理状態がよりダイレクトに伝わる感じ。
作品世界への没入感も、電子書籍とは違う気がしますね。

筆者は昔、部屋が魔界(買い物依存症でモノが溢れた状態)になって片付けようとした際、当時話題の断捨離にハマった事がありまして…。
CDやアナログの音楽機材、紙の書籍などを片っ端から処分しました。
中には絶盤の本もあり、今更ながら後悔ですね…。

筆者宅の飼い猫「モモ」、電子レンジや冷蔵庫の上が好き。

さて、話は変わりますが、筆者宅の猫。
モモは4歳、アメリカンショートヘアの女の子です。
やはり、猫と暮らす事で得られる幸福感は大きいのですよ。
「なまえのないねこ」を読んで、この子がウチに居る事を当たり前と思ってはいけない、毎日感謝しなくては!と改めて思いました。