豚すくりーみんぐ。

意識低い系ダメ人間を極めるブログ。

買い物の格言: 迷う理由が値段ならやめておけ。

今回は雑記形式になりますが、有名な買い物の格言について、筆者なりの解釈で書いていきます。

「迷う理由が値段ならやめておけ」
「買う理由が値段なら買え」

コレですね…。
まさに、失敗しない買い物の極意!と言えるでしょう。

我々資本主義経済下の人間は、例外なく「物事の価値を金銭的な価値に置き換えて評価」します。
値段で迷うと言う事は、自身の金銭感覚が発する警告と捉えるべきです。
たとえ商品に必要性を感じていても経済的に無理があったり、価格相応の価値を見出せていないから迷うのです。
そのような状態で購入を即断即決すると、筆者の経験上、非常に高い確率で後悔する事になります。

値段で迷って買った商品は、ほぼ確実に「身の丈に合わない買い物」です。
筆者はこれまで、身の丈に合わない商品を山ほど買ってきたのですが、それらは全て短期間で手元を離れていきました。
値段で迷ったら商品に価格相応の価値があるか?よりも、必要性そのものについて再考するべきでした。
これは良い教訓ですね。

では、もう一つの「買う理由が値段なら買え」ですが…、これは「買える値段だから買う」と言う、ごく普通の購買行動です。

例えば、この食材は食べたいが、価格が高く家計の負担になるから手を出せない。
こっちの食材は似たような栄養価で安いから、妥協してコレを買おう。

例えば、この設備投資が有用なのは分かりきっているが、一度にこの出費は厳しい。
多少効果は劣っても、価格を大幅に抑えられる別の資材で代用しよう。

こんな感じですね。
当たり前の事ですが、買える状態にあるモノしか、検討対象にならない訳です。
だから「買う理由が値段なら買え」なのですよ。

なぜ、このような記事を書いたか?と言うと、知人が、

「迷う理由が値段なら買っておけ」
「買う理由が値段ならやめておけ」


と、真逆の妄言を支持していたので、少し心配になった為です。
実際にネット上でも、この妄言を「安物買いの銭失い」を戒める意味で用いる例を多く見かけます。
でも、それはまた別の話かな…、「安物買いの銭失い」は「ゴミを本来の値打ち以上の価格で購入する事」であり、価格の安い商品を選ぶ事全てが悪ではないのです。

話を戻しましょう。
この「迷う理由が値段なら買っておけ」ですが、庶民が実際にコレを実行してしまうと確実に破産しますね。
「少し高いから迷うけど…買ってしまおう!」、それでは欲しい物を欲しいだけ買ってしまうので、買い物依存症患者への道を一直線ですね。
安物買いの銭失いとは違うけど、これは「背伸び買いの大惨事」なのです。